2010年7月13日火曜日

へら絞り



※ヘラ絞り加工のメーカー、吉持製作所さんの動画です。
http://yosimoti.com/

へらという道具を使って金属の板を加工する技術をヘラ絞りといいます。
「絞り」とは、金属の伸びを利用して目標の形に成型していく金属加工用語です。

上のヘラ絞り動画を見ていただくと、「絞る」という表現がわかっていただける
と思います。
うねうねと金属が変形し、金型に沿った形になるのは見ていて不思議に感じます。

同じ板状のものでも、紙のように伸びが無い素材は変形させながら加工すること
はなかなか難しいと思いますが、金属であればその特性を利用して形を変える
ことが可能です。

金属板の加工には代表的なものとして、他に「プレス絞り」があります。
プレス絞りは、専用の金型を利用して、プレス機の圧力で金型に沿った大きさ
に変形させる加工法です。

一概には言えませんが、それぞれの相対的な特徴として、

へら絞り・・・製品単価が高い、金型が安価(小ロット向き)
プレス絞り・・製品単価が安価、金型が高価(大ロット向き)

ということがあります。
ヘラ絞りの利用方法としては、少ロットの特注製品の製造などが向いており
例えば、ロケットの先端部のような数量の必要が無いものに使われます。

弊社は両方の加工法を利用して製品を作っていますが、主にプレス絞り
を使って製品を作ることが多いです。
試作品等は、ヘラ絞りを使って品物を製作しています。

どちらを選ぶかは、用途やコスト等を考慮し、検討する必要があります。